7月27日(日)夜に開催しました公開・運営会議では、添付報告①を使って報告。その後、参加者全員で意見・感想を話しました。
以下、皆さんからの意見を内容別に整理しました。
①福岡選挙区で立憲・野田国義さんが落選したことについて
・残念
・ショック
・思ってもいなかった。
・野田さん落選の痛手は大きい。
・事前に良い数値が出ていたので、警戒心が緩んでいたのでは?
・もっと最初から必死に取り組むことが大切。
・立憲はこうなってはいけないパターンそのものであった。
・立憲はやる気があるのかないのか? 分からなかった。
・連合福岡が立憲・国民の2人を推薦し共倒れとなった。票の調整はできなかったのか?
・自公70万で2人当選、立国60万で2人落選。連合の選挙活動はどうなっていたのか?
②投票率について
・投票率は上がったが、こうなってほしい結果にはならなかった。
・投票率を上げるために尽力。毎回こんな結果で気持ちが続かない。
・チラシ10万枚を配布できたことは大きな成果。
・チラシ配布状況を地図に可視化したのは、これからも色々使えそう。
③市民連合ふくおかとしての成果について
福岡選挙区の当選が自民・参政・公明となり改憲派が独占。立憲現職が落選。
福岡県比例区でも参政党・保守党が50万票獲得。233万人が投票しているので、4~5人に1人の割合で、差別・排外を煽る政党に投票したことになる。
・成果はあったのか?
・福岡県単独で見たときは厳しい結果となっているが、市民連合を介しての野党の連携ができていたから、32ある1人区で自民は14勝と敗北。
(2022参院選では自民29勝、2019参院選では自民22勝、2016年参院選では自民21勝)
・宮城や徳島高知などでは、選対に市民連合が入る形で「市民と野党の共闘」を実体化している。
・四国はすべて野党、九州も佐賀・熊本・長崎を除いて野党が勝利。複数区の福岡は除く。
・1人区の成果をみる限り、市民連合の役割は大きい。もっと強めていかなければならない。
・「市民と野党の共闘」「野党の連携」が一大政治勢力として認知されていないことが問題。
・決められる野党に既成政党(立憲・共産・社民など)がなっていない。
④争点について
・「ミサイルよりコメを」引き続き大切なアピール点である。
・元々なってほしいと思っていた争点は、農業を含めた生活経済の問題と軍拡であった。
・参院選前に一般に言われていた争点は、物価高、消費減税、農政、社会保障など生活経済の問題であった。
・参政党の「日本人ファースト」、党首・候補者らの差別・排外主義的な発言で、争点が乗っ取られ、外国人問題が一大争点となる。
・参政党への警戒が不足していたため、なかなか対応できなかった。
・一部(福岡市内2回、小倉・久留米などでも実施)抗議のスタンディングが行われたが弱かった。
・共闘・集会の呼びかけができると良かった。
・参政党は炎上商法をとっているため、かえって注目を高めることになった側面もある。
・選挙運動であっても差別発言をそのままにしておくわけにはいかない。対応すべき。
⑤これからの政権の枠組みなどについて
・自民党内から石破辞任の声が上がったが、石破継続の期待も高い。「石破辞めるな」アクションが起きている。
・石破辞任で、自民極右(高市や小林など)と参政党などが組んでの政局となることを恐れる声あり。
・衆参ともに与党過半数割れになったため、野党一部と連立するのか? 政策毎の連携なのか? 政治運営が複雑になる。
・参議院は3年・半数改選なので、これからの3年間で自浄しないといけない。
・石川さんの「半クーデタ」が、今回の参政党躍進で成就しつつあるのではないか。
⑥躍進した参政党について
・ポスター貼りをしていた方が手慣れていた。
・組織力があるし、選挙運動についての指導が行われているのではないか?
・地方議員が全国に150人超。福岡県内は3人。地方議会の一部で自民と同一会派を組んでいるらしい。
・SNSだけでなく組織をしっかり育てている印象。
・どんな人が支持したのか? 冷静な分析が必要。
無党派層のなかでも初めて投票に行った人々(投票に行けば変わると行動)、自民党政治に不満をいだく自民極右、既成政党へ期待していない人々など。
・団塊ジュニア(40代・50代)=「就職氷河期世代」「ロスジェネ世代」のどちらかといえば男性が多いのか?
れいわ新選組の山本太郎が働きかけていた層と同じ。
・れいわ新選組から参政党へ行った人もいる。
・政策を一緒につくってことに賛同している人もいる。
・参院選では、尖ったアピールが心に刺さった、感情を揺さぶったようだ。
・改めて、数年前の埼玉県川口市でのクルド人へのヘイト演説などの映像を見たが、主張がそっくりだった。
・若い人たちがこれまで政治的に無視されてきたことへの怒りが爆発か? 既成の立憲野党にはしっかりしてほしい。
・欧米でのヘイトの高まりなど、世界的な潮流が日本にも来たということか。
・参政党神谷党首発言を振りかえると女性蔑視・ミソジニー発言が目立つ。
・参政党に投票した人の多くは、参政党の「創憲案」など知らないのではないか?
・神谷党首は、「キリストの幕屋」「ヤマト・ユダヤ友好協会」なととも関係しているようだ。
・ごまかしが上手、騙されている。ポピュリズムそのもの。
・「日本国憲法」の良さをもっと広めないといけない。
・参政党に投票した人にも届くものを打ち出さないといけない。変わる可能性はあると思う。
・当選した国会議員等は確信犯が多いと思う。
・私たちもだが、マスコミにはしつかり参政党批判、ファクトチェックをしてほしい。
・SNS・動画で広めている。私たちも苦手だと言わないで、するしかない。
・都市部と地方では温度差がありそう。
⑦その他
・今回落選した候補者等が今後どのように動くのか?
・いのうえさん作成のキャッチコピーはとても良い。
・「共生」「排外主義」など、言葉として難しいので使い方に注意した方がよい。
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