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【報告】「私たちの“推し”の政党の話を聞こう! 第1弾・社会民主党編」

日時 4月13日(日)18時半~19時半

会場 福岡市中央市民センター第1会議室

講演者 村山弘行さん(県連副代表)

参加者 社民党応援団の方を含めて30人弱

◆ライブ配信を行いました。 YouTubeにアップ、下記リンクから視聴できます。

◆社会民主党福岡県連のホームページ

社民党とは – 社民党福岡県連合

(下記、概略です。詳しくは映像をご覧ください)

司会 三苫哲也(市民連合ふくおか事務局次長)

趣旨説明と配布資料の説明 片山純子(市民連合ふくおか事務局長)

・従来実施してきたシンポジウムだと1政党が話す時間が短い。月ごとの連続企画として実施し、各政党の政策その他についてじっくり話を聞く形とした。

・市民連合ふくおかが、参院選に向けて、立憲政党へ提案している「市民と政党の約束 0402案」を配布。

2024年衆議院選、2022年参議院選前に確認した文書を踏まえて、参院選に向けて特に強調したい政策をコンパクトに列挙する形で提示している。

その文案にも触れつつ、社民党をアピールしてほしい。

◆村山弘行さん(最初の20分間アピール)

・案文について、やや物足りない印象を当初受けたが、これまでののを踏まえてという説明をうけて理解した。軍事・基地問題も、違いを出すとまとまらない。足並みをそろえまとまっていこうということになった。案文については良しとする。

・参院選に向けての、社民党の提言について述べたい。

・食品消費税を即0へ。消費税そのものに逆進性がある。政府はすぐに財源は?というが、企業の内部留保約600兆円に4%課税すれば代替財源となる。二重課税になるというが、庶民は給与より所得税を源泉徴収され、物品を買うと消費税を課されている。年金生活者も同じ。企業にも同様なことはできるはずだ。

・最低保障年金は現状月5万円ちょっと、最低10万円へ引き上げたい。

・医療・介護の自己負担は減らす。

・大学まで含めて教育無償へ。奨学金も給付型へ。高校進学と大学進学は少し違うので、議論は必要かなと思っているが。

・企業・団体献金は即刻廃止へ。企業は見返りを求めて献金している。例えば、川崎重工と海上自衛隊の問題など。

・原発は廃止へ。日本は地震が多く不安、九電玄海原発は近い。糸島市では「風下の会」が頑張って活動している。

・農家の所得補償制度の導入、食料自給率も50%へ引き上げを。

・選択的夫婦別姓、同性婚はともに認めるべき。ジェンダー平等・多様性を尊重してきいたい。離婚時の親権については、国が介入するのではなく、家族の選択に任せるべき。

・平和の問題は票にならないと言われるが、触れるべきだと思う。

・NATO軍高官が、台湾有事が起きてもアジアに軍隊は派遣しないと発言したが、NATO軍と自衛隊が共同演習をしたり、武器の共同開発を行ったりしている。問題だ。

・ウクライナ戦争、イスラエルによるガザ侵攻、台湾有事などを理由に、5年で43兆円といった大軍拡が進んでいる。沖縄・南西諸島の軍事化が進展。統合作戦司令部も設置。

・過去の満州事変・日中戦争、さらにベトナム戦争など、戦争をしかける時は相手に責任をなすりつけて戦端が開かれる。日本は、1972年に日中共同声明を結び中国と国交を結んでいる。国際的な約束であり、守るべき。そこでは、台湾は中国の一部。中国と台湾の関係は中国の国内問題である。米軍が介入しないように、日本も介入しないようにすべき。

・戦争を始めるのも人間、戦争を終わらせることができるのも人間である。

・平和を訴える、憲法を守る、平和のために頑張りたい。

・消費税問題などの政策も、「平和である」ことが前提。

・松本治一郎さんの言葉を最後に紹介「最大の人権侵害は戦争である」と。

◆残りの40分は質疑応答でした。8人の方が質問しました。

質問1 わかりやすかったです。国政選挙については党の姿勢を確認できました。県知事選は含まれないのですか?

村山さんの回答

・市民連合ふくおかとの政策確認は国政選挙を基本としている。

・県知事選については、内部で議論。これまでの服部県政への評価と県議との意見交換で推薦を決めた。政策協定も結んだ。

質問2 ジェンダー平等が遅れていることが気になっている。非正規雇用が増えたこと、とくに女性の非正規雇用が多く、生活が困窮していることが、ジェンダー平等の遅れを支えているのではないか。非正規雇用問題について聞かせてほしい。

村山さんの回答

・正規雇用に変えていくべき。男女格差なくすことも大切だ。

質問3 参議院選の福岡県選挙区の議席は3議席である。自民・公明・立憲で分け合っているが、立憲+もう1議席を獲得するために、社民・共産・れいわなどが話し合って候補者を統一することはできないのか?

・その通りであると思う。はがゆいのは、野党が一緒になっての話し合いができないことだ。市民連合ふくおかに頑張って力をつけてもらい、当選するためには市民連合ふくおかの推薦がないとダメといった状況になれば、市民連合ふくおかが仲介して調整、九州の他県を含めてのすみ分けで調整してほしい。

・参議院選の場合は、いかに比例区票を獲得するかといった点からも難しくなっている。

質問4 社民党の政策については賛成である。すでに労働者組織は弱体化、社民党の組織力も弱体化しているのではないか。労働者組織との関係について、どのように考えているのか?

村山さんの回答

・かつての総評・社会党時代の状況に安住してきた、そのつけが来ていると反省している。

・地域の皆さんとの関係、非正規雇用者との関係など深めていきたい。副党首の大椿ゆうこさんは、後者の問題に積極的に取り組んでいる。

質問5 立憲野党が候補者調整に失敗しているのは、政策の違いではなく、候補著調整に問題があるのではないか? 衆議院小選挙区でも、参議院32の1人区でも、多くの統一候補が立憲の候補者になり、社民・共産・れいわはほとんどいない。れいわのサポーターが話していた、共闘してもメリットがないと。全国の政党の力のバランスより、あい譲り合っての調整ができないのか? 話し合いをしてほしい。

村山さんの回答

・自公政権を倒すためには譲り合いが大切だと思う。

・現状は、共闘から離れている政党、ノボリ旗さえ並べると問題とされる政党など、政党が我を通している状態。例えば「安保破棄」を言いたいが安保を前提とする政党もある。かつて奥田さんが県知事に当選した時のように、社会・共産、労働者、学生が共闘できるのが良い。統一戦線をいかに組んでいくのか? 市民連合ふくおかに頑張ってほしいと思っている。

質問6 路線・政策協定を学習を深めて練り上げていくことは大切。しかし、いざ選挙になった時、有権者に響く訴えをしていくことは難しい。社民党には、脱皮というか突破力を持ってほしい。

村山さんの回答

・厳しいご指摘ではあるが、率直に受けとめる。とはいえ、憲法・平和にはこだわりたい。そのうえで提言を訴えていきたい。

質問7 日米安保に反対するだげなく、日米地位協定にも反対してほしい。平和の問題は、選挙で訴える前に日常的に取り組むべきではないか?

村山さんの回答

・地位協定については、韓国・ドイツでは改定されている。日本も取り組むべき。協定24条の1があるにも関わらず、日本は米軍駐留費を多く負担。辺野古工事費を含むと年1兆円あまりを負担。おかしい。

質問8 本日は社民党の姿勢を聞かせてもらいよかった。社民党があることが大切。頑張ってほしいと激励。

最後に司会より

・第2弾は5月18日(日)に、第3弾は6月15日(日)に企画していますとアナウンス。

(時間通りに終了)

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