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パンフレット「アベノミクス不況からの脱却~私たちの3つの対案~」

 2023年4月30日、市民連合ふくおか主催で、関野秀明先生の講演会を行いました。関野先生は、事前の評判通り、私たちが苦手とする経済の話を、各種統計を交えながら分かりやすく解説してくださり、当日の参加者からも、同様な感想を多数頂きました。

 現在、日本社会は、30年以上にわたって低迷しています。「衰退国家」としての認識も広がっています。こうしたことを加速させたのが、第2次以降の安倍晋三内閣、その後に続く菅義偉内閣、そして現在の岸田文雄内閣の自公政権です。

 そして、2020年から続いているコロナ禍は、円安インフレ不況の袋小路に入り込んでいる日本経済の現状を露わにしました。

 市民連合ふくおかは、市民と野党の共闘によって、自公政権に代わる新たな政権ができることを求めています。そのためには、これからの日本社会のビジョンとして何を掲げ、どんな政策の実現をめざし、一緒に闘えるのか? 市民の共通基盤が必要です。

 関野先生の講演は、そうした社会像や経済のあり方などに、大きなヒントを与えてくださるものでした。

 今回のリーフレット作成にあたっては、市民連合ふくおか内にチームを作って、作業を進めました。内容は4章に分かれています。関野先生が示唆してくださった現状分析と対案3つを示すとともに、少しでも多くの方に理解してほしいと考え、関野先生の講演を再構成・加筆してまとめ、関野先生に監修をお願いしました。

 多くの市民の皆さんと共有できれば幸いです。

(作成チームより)

■監修者 関野 秀明(せきの ひであき)

1969年京都府生まれ。1999年九州大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、下関市立大学経済学部教授(理論経済学)。下関市立大学教職員組合執行委員長も担う。研究室を訪れると、ガリガリと豆を挽いてから薫り高いコーヒーを淹れてくれる。好きな酒類は焼酎。


【代表的な著書】

『現代の政治課題と「資本論」―自己責任論の経済学』(2013年/学習の友社)

『変革の時代と「資本論」―マルクスのすすめ』(共著、2017年/新日本出版社)

『金融危機と恐慌「資本論」で考える現代資本主義』(2018年/新日本出版社)

『今、「資本論」をともに読む』(共著、2023年/新日本出版社)

以下よりご自由に閲覧・ダウンロードいただけます。

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